その後横浜の長島町（現伊勢佐木町５丁目）に支店を出店、大正１４年関東大震災により芝本店は倒壊。
倒壊を免れた横浜支店を本店とし移転。

戦前へび屋はかなりの数がありました。首都圏でも数百店もありへび屋の組合がありました。
戦前はJR山手線・京浜東北線の駅前に10店舗程支店がありましたが第２次大戦末期に横浜本店や都内の各支店は
疎開取り壊し・空襲・横浜大空襲等で殆どを失いました。

戦後昭和２１年、伊勢佐木町５丁目より伊勢佐木町４丁目に移り店舗を建て直し営業を再開しました。

旧店舗の頃は向かって左側のウィンドウの下部に生きたシマヘビを陳列していました。
その頃は生きた蛇が年間を通じて１０００〜１５００匹も店の奥にいました！イセザキ町のへび屋として親しまれた店鋪でした。
1992年3月までこの旧店鋪で営業しましたが木造店舗老朽化でビルに立て替える為閉店し仮店舗に移転。

１９９３年4月新店舗ビル完成し現在に至ります。

戦後へび屋の数は年を追うごとに少なくなり関東地方でも数店とすっかり淋しくなりました。
でも、止めたへび屋の多くは後継者に代が替わる際に
薬局になっている事が多いようです。戦前本店・支店等に勤務しその後当店から独立した方のへび屋も今では殆ど薬局になっています。

当店は大正・昭和・平成と歴史を刻みこれからも末永く港横浜伊勢佐木町のへび屋としてがんばって営業してゆきます。